-
現場で正確な杭打ちやトラバース測定を行いたい。
【補正の有無】
日本で扱う測量座標は、全国を19区に分けた直角平面座標であり、実際の地球はいびつな回転楕円体であるため、補正計算
をしなければ、距離や方向角に誤差が生じてしまいます。
例えば作者の住空間は座標4系で、原点の経度(Y値)と比較的近い(高知市)ため、100mで10mm強の差が生じることとなります。 また誤差単位では1桁少なくなりますが、標高が高い(及びジオイド高の大きい)現場では投影補正量も無視できない 値となります。
工事メイトProでは、座標指定と標高登録だけで「縮尺補正係数」・「投影補正係数」が計算され、 測地線長⇔水平距離が自動算出されるため、現場で正確な杭打ちやトラバース測定を安心して実行していただけます。 -
補正計算に必要な事前設定
補正計算を実行するために必要な要件は観測現地の標高を登録することと、事前に一回だけ以下の設定をしていただくことだけです。
- メニュー「設定」から、座標系番号とこの現場の平均標高を登録しておきます。
- 業務選択メニュー「保守」から「補正パラメータ作成」を選択し、それを実行します。
- この事前準備は、各現場データベースにつき一回だけ実行するだけです。
-
以前打設した「杭」の場所を探すのに手間取ります。
以前に設置された「控杭」などを現場で見つけることに手間取ることがあります。
工事メイトでは、探したい杭を座標リストから呼び出すだけで、マップビュー上に現在の位置とその杭のポイント が表示され、2点間の距離や移動方向などがリアルタイムに表示されるため、目的とする杭の場所まで迅速・的確に移動することができます。 -
測量することなく、現場の概況を把握したい。
候補地や予定地の視察時など、測量前に現場の概観やおおよその面積などを把握しておきたい時があります。
工事メイトでは、GPSの現在観測点又はマップビュー上のタップ指定点を「直角平面座標値」へと変換し座標テーブルに保存できます。
たとえば、この座標データを「座標面積計算」から画地構成点として登録することで、面積の概算値を得ることや概形確認をすることができます。
必要なものはスマートフォンだけ、手軽で迅速な概況把握が実現されます。 -
杭位置(座標)を、マップ上で一覧したい。
「座標編集」業務で、図表示・Mapオーバレイを選択すると、マップビュー上に現在登録されている座標をマークアップして表示します。
点名絞込検索では「他座標読込」で現在検索対象外座標のマーク追加表示や、座標マークを「長押指定」による「即測設」業務や、杭打ち(杭位置探し)モードに移行 することができます。
-
現場で簡単に+杭や幅杭を追加生成し、杭打ちしたい。
【路線の設置】
予め登録しておく路線情報は、BP・EPと各IP点を座標リストから呼び出し、
各IP点にそのR(半径)及びクロソイドパラメータを入力するだけです。
カーブ形状も、標準型対称・標準型非対称・凸型対称・凸型非対称・単曲線・ペケ折れと自由自在です。
登録できるIP点の点数も上限はありません。
それだけで、役杭・No杭・カーブ区間の等間隔+杭・センター杭に対応した左右一対の幅杭が自動生成されます。【中間点・拡幅幅杭計算】
現場で新たなプラス杭が必要となった場合は、中間点リスト上の追加対象行を長押し指定、対応するNo杭からの単距離を入力するだけで
指定した+杭とそれに対応する左右一対の幅杭が生成され、リスト上に挿入表示されます。
拡幅計算が実行されている区間に生成された幅杭には、拡幅計算が自動実行された幅員がセットされています。
例えばそれを図表示し、そのプロットマークを長押しすると、器械点からの距離と挟角へと逆計算され、即座に現場で杭打ちを行うことができます。【同断幅杭計算】
同断幅杭計算で、1センターから横断方向に件数の制限無く幅杭を追加していくことができます。
対象センターからの幅員指定に加え、指定幅杭からのシフト幅で幅員を指定できるため、拡幅量を考慮した幅員の指定も簡単にできます。
また、1センター毎の幅杭指定のほか、範囲指定したセンターに対し、複数の幅杭を一括追加することもできます。
スクリーンの横フリックにより、センター・両幅杭リストを自在に切り替えることができ、煩わしい画面操作を要しません。 -
構造物の指定点から路線に垂線を下ろし、位置をチェック
路線に垂線を下ろすには、直線部,単曲線(円弧)部,クロソイド部に分割し、垂線計算を行う必要があります。
また、その垂線の足位置から路線上の追加距離へと逆算するため電卓をたたく必要もあり、煩雑です。
「工事メイト」では、垂線の頂点座標を指定するだけで、自動的に垂線の足を求めその座標値のほか、路線上の追加距離や最接近センター杭とその離れ距離などを即座に求めることができます。
垂線の頂点座標を指定すると、その路線上における垂線足座標の座標値・追加距離・接線方向角・幅員・センター上の最接近座標を表示し、測点名を自動生成します。
又、グラフィク表示で頂点座標を指定し、キーボード入力無しで垂線データを生成することもできます。
ここでは、このデータの判定という点に話題を絞り「円と直線の交点」という単純な業務を例として整理してみました。
-
データ登録と結果表示
ここでは、直線を2点の座標データで指定し、円をその中心座標と半径で指定する。
データの入力が完了すると、自動的に交点が2つ表示されます。
一般的な事例として、ユーザが使いたい交点座標値は、この2点のうち1点のみである場合が多い。
当然、入力指定した座標データXYと交点XYを比較すればその位置関係が判明しますが、それには頭の中で計算する必要があり煩雑です。 -
図表示
メニューから「図表示」を選択すれば、即座に現在の状況がグラフィク表示されます。
これを見れば、どちらの交点を座標テーブルに保存して、他の計算の指定データとして使いまわしていくのかが、一目瞭然です。
メニュー「他座標読込」を実行すれば周辺座標もスクリーンに読み込まれ、他の座標との位置関係も明確になります。
このことで、実行中の計算業務を中断することなく、ビジュアルに逆計算が行え、即座に杭打ちを実行することができます。
-
例:路線中間点で+杭を生成し、その逆計算を実行
- 路線センターリストの+杭挿入行を指定し、+杭生成位置をNo杭からの単距離で指定します。
- メニュー「図表示」を選択します
- メニュー「他座標読込」を選択します
- 後視点プロットを指定し、表示ダイアログの[後]ボタンをタップします
- 同様に器械点を指定した後、測設点(ここでは生成した+杭の右幅杭を選択しています)を指定した後[測]ボタンをタップします。
- 器械点(ここではT-1-1)からの距離と挟角がダイアログに表示されると共に、その様子がグラフィク表示にも反映されます。
- 「戻る」ボタンを押せば、元の「路線中間点」業務にもどります。
トラバース